草履や円座・カゴの材料「アダン」、じつは食べられるんです

2006/06/14

民具の材料には使えない、芯の部分も捨てません。
民具の材料には使えない、芯の部分も捨てません。

旧暦5月19日
真夏日(最高気温30度以上)入り(石垣島)
八重山手帳より

きょうのおばぁは、きのう採りに行ったアダンのトゲ取りをしています。
材料には使えない芯の部分も捨てません。
こうして鍋に入れて沸騰させ、沸騰後13分(なぜこのような微妙な時間なのかはおばぁの長年の勘のようです。笑)火にかけます。
火からおろし、柔らかくなった外側の葉をむしっていくと中から白く柔らかい芯の部分がでてきます。
それらを水に浸けて冷蔵庫で保存します。
アダンの茎は細かく切ってチャンプルーにしたり、そのまま天ぷらにしたりして食べます。

草履や円座、カゴなどに使われるアダン。
食べることもできるなんて、すごいですよね。
食感はたけのこに似ていてくせもなく、本当においしいです。
採るのに手間がかかるので、貴重な食材です。

工房ならではの食材です☆

画像
13分茹でてむしると出てくる柔らかい芯の部分